人間パーティー

人間パーティー

さあはじめよう、人間の人間による人間のための人間パーティを。

TOKONA-X 知らざあ言って聞かせやSHOW元ネタ

https://renote.s3.amazonaws.com/uploads/article_image/file/7883/TOKONA-X.jpg

はじめに

日本語ラップシーンの伝説的人物で、2004年に26歳で夭折したTOKONA-X。

その影響力は大きく、様々な形でその名を耳にします。

例えば、この動画のフリースタイルのリリック。

 

R-指定 VS 呂布カルマ(1:29~)

youtu.be

 

こちらの動画ではトラックとして使われています。

[字幕付き] かしわ vs T-Pablow 

亡くなったのは12年前。

にもかかわらず、数々のラッパーからリスペクトを受けるMC。

そんなTOKONA-Xの代表曲の『知らざあ言って聞かせやSHOW』のサンプリング元ネタを今回紹介したいと思います。

 

「知らざあ言って聞かせやSHOW」とは

スポンサーリンク

 

 

TOKONA-X / 知らざあ言って聞かせやSHOW

TOKONA-Xの3枚目のシングルです。2004年にリリース。

リリース後廃盤になってしまい、入手困難な状態が続いていましたが、2013年に再発。

「知らざあ言って聞かせやSHOW」だけではないですが、TOKONA-Xのラップの特徴として、この名古屋弁の流れるようなフロウがあります。

 

この地元の言葉でリリックを組むというラップスタイルからも自分の生まれ育った地を非常に大事にしていたことがわかります。

そもそもTOKONA-Xという名前も生まれ育った町「トコナメ」をもじったもの。

それとは対象的に東京が大嫌いで、「Illmariachi」というグループを組んで『アンチ東京』をテーマにしたアルバム「Masta Blusta」を出したこともあります。

 

『知らざあ言って聞かせやSHOW』はDJ MOTOへのDIS曲です。このDISが原因でDJ MOTOのファンが怒って、TOKONA-Xを殺したという噂がたつくらい過激な内容となっています。

 

ちなみに、『知らざあ言って聞かせやSHOW』とは、歌舞伎でよく使われる粋なフレーズで、「知らねぇならてめぇに教えたらぁ!」みたいな感じの意味らしいです。

 

「知らざあ言って聞かせやSHOW」の元ネタ

(メインループの元ネタ 0:00~,1:19~)

Rufus Thomas / I think i made a boo boo

 

 

まとめ

やはりTOKONA-Xのようなゴリゴリなラッパーでも音楽の知識は並外れていると痛感させられるマニアックな選曲。

 

また、ビートの音は全く原曲と同じで、トラックはずっとフレーズの繰り返し。

 

このようなシンプルなトラックで、タイトで飽きさせないラップが出来るのは、TOKONA-X のリリックセンスなのだと思います。