人間パーティー

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ブッダの休日の元ネタ

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 ブッダの休日のサンプリング元ネタを紹介したいと思います。

 

日本語ヒップホップのチルアウトな名曲でだいたい挙がるのは、「ブッダの休日」。この曲はリリックもさる事ながら、トラックの曲構成が素晴らしい曲でもあると思います。洗練されたループ次々と現れては消えていく、ひたすら気持ちいい曲構成です。そこで、自分も気になったので元ネタをリサーチし、曲紹介とともに記事としてまとめてみました。

 

 

ブッダの休日とは

1997年にリリースされたブッダブランドのシングル曲である。自身の代表曲である「人間発電所」や「大神」ではillで攻撃的な曲(ill:ブッダブランドが作り出した造語でヤバイとかイカれているほどかっこいいの意味)でハードコアラップの地位を確立した中で、いきなり対照的なメロウでゆったりとした曲調の「ブッダの休日」が発売された。

 

 

この経緯としては、デブラージは、日本語ラップ過小評価されている考え、「j-waveでかかるような曲調」を作りたかったらしい。つまり、完全に売れ線を狙ったものであった。そのため、昔からのファンからの批判も多くあったように思える。だが同時に、この曲によってファンはブッダブランドの曲の幅広さを再認識させられた。

 

 

また、「ブッダの休日」のイントロでは明らかに大麻的なものをみんなで回し吸いしている光景を彷彿させる。また、全体を通してリリックの内容が大麻のそれを意識したものである。だが、DEV LARGE自身は、大麻を吸ったことはなく、戦術的にセンセーショナルにするための狙い撃ちだったらしい。引用は2010年くらいのDEV LARGEの日記的な物でソースは古いが、DEV LARGEなんかゴリゴリやっていると思ってた。リアリティの鬼。

 

 

うちのMCがタイマの話しを詞に入れてたり、
休日のイントロでまるで吸ってるがごとく聴こえる物を入れてたから、
当時の熱狂的なファンは真に受けてたんだと思う。

リリース時からよく、
「休日のイントロよくカッティングが許可出しましたね?」
みたいな意見は言われてきた。

その都度個別に、
あれは戦術的にセンセーショナルにするための狙いうちで、
確信犯であえて入れたイントロだったと話して来た。

 

 

 

ブッダの休日の元ネタ

 

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ブッダの休日 / Buddha Brand

 

個人的には、「人間発電所」ではえげつない数のサンプリングを用いているので、今回も全体を通して、7曲くらいのサンプリングを継ぎ接いで出来ていると思うのですが。 

 

 

HOOKの部分

Joe Thomas / Coco(00:00~)

 

 

 

冒頭部のブッダによる語り部分

Alone In Brewster Bay / Minnie Riperton (00:11~)

ピッチを少し上げていますが、ほぼそのまま。ブッダの休日には少しMinnie Ripertonの声も入っています。

 

 

 

小ネタ

Bad Luck / Don Covay (00:04)

 

 

 

後半HOOK

Strong Love / Pleasure(00:22)

 

この元ネタはどうだろう。雰囲気は似ているけど。。。ピッチを上げたらブッダの休日の06:20~のようになるのかも。

 

 

 

小ネタ

Street Life / Intelligent Hoodlum(01:26~)

 

 

 

さいごに

 

予想を遥かに超えて、非常にシンプルなサンプリングでした。HOOK部分に関しては、多少カットしたり、繋げたりしていますが、ほぼ1曲をそのまま使った感じ。ドラム部分は見つけることができませんでした。売れる路線を狙ったといっておきながら、Joe Thomasという超マニアックなフルート歌手を元ネタに持ってくることがすごい。また、ちょこちょこ出てくる小ネタを挟んでくるあたりが抜け目ない。