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【メロウな曲多数!】2010年以降の最新日本語ラップおすすめ名曲22選

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前回の記事ではクラシックな日本語ラップという主に1990年代~2000年代初頭までのヒップホップを紹介しました。今回は2010年以降の最新日本語ラップの名曲を紹介します。

 

 

日本語ラップというと90年代の曲ばかり注目されがちです。ですが、2010年以降の日本語ラップは世間に認知され始め、急速に進化しています。また、近年では「フリースタイルダンジョン」などの影響で再び注目を集めてる音楽ジャンルとなっています。最近は、CMやバラエティでもヒップホップをよく耳にするようになりました。

 

 

ということで、今回は2010年以降の日本語ラップの名曲を22曲、厳選紹介します。90年代のアングラなヒップホップシーンを経て、さらに洗練された日本語ラップをお聴きください。この記事では、メロウでまったりする系の曲が多くなります。現在のヒップホップシーンを知りたい人は是非参考にしてみてください。

 

 

それではどうぞ。

 

 

最新日本語ラップおすすめ名曲22選

 

 

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Hot Cake / S.L.A.C.K(2010)

日本で一番好きなラッパーS.L.A.C.Kです。

同じくラッパーのPUNPEEは実兄。

 

とにかく、

ゆるーいスタイルです。

 

 

何もやる気が起きない時に、まったりとだらだら聴いていたい曲。

PUNPEEによるREMIXの『Hot Cake Remix』も超かっこいい。

 

 

水星 / tofubeats feat,オノマトペ大臣(2012)

リリース直後、ほぼ無名の状態でiTunes Store総合1位を記録。

多くの水星リミックスブームを巻き起こしました。

 

 

この曲が発売されてから、日本語ラップが盛り上がり始めたように思います。

 

この曲には元ネタがあります。

今田耕司の「ブロウ ヤ マインド」という曲です。

tofubeatsは、ブックオフでこのCDを買い、30分程度でこの曲のトラックを作成したらしいです。

 

 

夜を使いはたして /  STUTS feat. PUNPEE (2016)

2016年はこの曲に持っていかれました!

オール明けやクラブ帰りの電車の中で聴いたら相当気持ちいい一曲です。

 

 

PVにPUNPEE役で出演しているのは、本物のPUNPEEのお父さん。

 

 

ゆれる / EVISBEATS feat. 田我流(2012)

↑の『水星』と同時期にリリースされて、かなり流行りました。

トラックはEvisbeatsです。

 

かなり優しいヒップホップです。

日本語ラップを普段聴かない人に聴いてほしい。

 

 

PVには、なぜか内田裕也が0.5秒くらい出演しています。

 

 

 

寝れない!!! / PSG(2010)

2010年からのシーンを代表する3人によるヒップホップユニットPSGの曲です。

メンバーはS.L.A.C.K、PUNPEE、GAPPERです。

 

 

90年代のハードコアヒップホップとは真逆の実験的な曲です。

自由度がかなり高いグループです。

 

不穏なビートのループと不気味な世界観はびびります。

 

 

キムチ / BASI

 

彼女と一緒にほのぼのキムチ鍋を作る歌です。

タイトルと曲の良さのギャップが凄まじい。

 

「台所でニラを切りましょう」ってなんなんだよ。

 

 

お嫁においで2015 / 加山雄三 feat. PUNPEE(2015)

↑の「寝れない!!!」と同じ人が作ったとは思えない曲です。

サンプリングした曲は、なんと50年前の加山雄三の曲お嫁においで

 

古くて逆に新しい! 

 

流石、PUNPEEっていう仕事っぷりです。

 

 

合法的トビ方ノススメ / Creepy Nuts(R-指定&DJ松永)(2016)

現在のヒップホップブームの立役者R-指定とDJ松永によるヒップホップユニット。

 

R指定、結構売れ線な感じの曲をつくるんですねー。

聴きやすいです。初心者におすすめ!

 

 

R-指定の韻の踏みのスキルは流石で、同じループを繰り返すだけのトラックなのに全く飽きさせないです。

 

フリースタイルダンジョンの時とはまた違ったスタイルのR-指定が聴けます。

 

 

Fla$hBackS / Fla$hBackS (jjj,Febb As Young Mason&KID FRESINO)(2014)

超メロウ。

初めて聴いた時はひびった。

 

 

この曲リリース時はFebbはラップ歴半年です。

才能はんぱねー。

DEV LARGEにも10年に一度の逸材とお墨付きをもらっ。

 

 

jjjのトラックも若者が作ったとは思えないほどシブい

今後の動向に期待の新人ヒップホップユニット。

現在はそれぞれソロでも活動中です。

 

 

T.U.B.E / 鎮座DOPENESS(2013)

鎮座DOPNESSは常に楽しそう。

唯一無二のゆるーい天才ラッパー。

 

 

歌詞には様々な日本語ラップのオマージュが盛り込まれている。

夏、車の中ガンガンにかけたい上がる曲。

 

 

I Gotta Go / SALU(2012)

SMAPへの楽曲提供をしたり、近年売れまくっているラッパーの一人SALU。

 

 

賛否両論あるものの、世間に新たなヒップホップを切り込んだラッパーの一人。

ヒップホップ6割、J-POP4割くらいの感じですごくキャッチーな1曲。

 

ヒップホップ初心者におすすめです。

 

 

やべー勢いですげー盛り上がる / stillichimiya(2012)

田我流率が地元の友達と組んだヒップホップグループstillichimiya。

 

 

聴いてて否応でもテンション上がります。

 

ノリでしかない曲。

 

 

DJ麻呂の中国語ラップがめっちゃかっこいい。

stillichimiyaは友達とやってる感があって好き。

 

 

KID FRESINO / Turn.(who do) ft. jjj(2016)

Fla$hBackSのメンバーの一人、KID FRESINOのソロ曲。

トラックは同じく、Fla$hBackSのメンバーのjjj。

 

かっこええ!!!

青空にめちゃくちゃ合う!

 

KID FRESINOが若さが溢れるラップで心地良く韻を踏み続けます。

jjjによるトラックも超メロウでチルアウトに仕上がっています。

 

どちらも、今のシーンを揺れ動かす注目ラッパーです。

 

 

DRIVE ON MY LIFE / 5lack × Olive Oil(2013)

またまたS.L.A.C.K。

超メロウな曲を作るトラックメーカーのOlive Oil。

 

是非、海岸沿いで車を走らせながら聴きたい。

 

 

サマーシンフォニーver.2 / 曽我部恵一 feat PSG(2013)

サニーデイ・サービスの曽我部恵一の同曲をPSGが大胆リミックス

サマージャム ’95に取って変わる夏のラップを代表する曲。

 

 

ノスタルジックサウンドです

PSGのラップは3人がそれぞれの色を持っているので、全く飽きがこない。

 

 

夜風に吹かれて / EVISBEATSとPUNCH&MIGHTY

Evisbeatsのトラックはすごく温かく、日本の四季を感じます。

 

そんなEvisbeatsがアーバンメロウな曲を作ったらこうなった。

夜のドライブの時に聴きたい!

 

 

東京23時 / S.L.A.C.K  Feat. SEEDA / KOJOE(2011)

S.L.A.C.K多いな(笑)。

 

アーバンメロウに全てを特化させた曲。

 

この曲は本当に卑怯。

 

キラキラしたトラックにS.L.A.C.Kのまったりしたフローが絡み合います。

ただSEEDAのラップはちょっと問題あり...。

 

 

Time 2 Fuck Up / Febb(2014)

Fla$hBackSのメンバーの一人であるFebbのソロ作品。

 

 

初めて聴いたら日本のヒップホップだとは思えないです。

早く新作を出してほしいですが、Febbは最近どうしちゃったんだろう....。

 

 

あなたには / BASI(2016)

トラックメーカーEvisbeatsとラップバントグループ韻シストのBASIの温かさを感じるラップです。

 

系統は田我流の『ゆれる』に近い日常系ラップ。

ずっと聴いていられる優しい曲です。

 

 

ちゅうぶらりん / サイプレス上野とロベルト吉野 feat.後藤まりこ(2012)

フリースタイルダンジョンのモンスターとしても活躍するサイプレス上野とロックバンド「ミドリ」のボーカル後藤まりこをゲストとして迎えた曲。ゴッドタンのED。

 

サイプレス上野とロベルト吉野の下ネタギャグラップが面白い。

PVも可愛い。

 

 

We Good / KOHH & MONY HORSE(2013)

宇多田ヒカルのアルバムにも参加した現代のシーンを担うラッパーKOHH。

 

不気味で緊張感のあるトラックに乗っかるのは、KOHHの中学生みたいなリリック。

この馬鹿みたいなリリックがかっこいい!

 

 

Break Boy in the Dream / 環ROY feat.七尾旅人(2010)

ヒップホップとはゆかりもないファンの心を掴んだラッパー環ROY。

そして「サーカスナイト」や「rollin' rollin'」の代表曲で知られる甘い声の持ち主、七尾旅人。

 

すごく万人受けする日本語ラップ。

でも、リリックの内容は"熱い"。

 

 

HULK / OMSB(2012)

SIMI LABのリーダーOMSBのソロ曲です。

90年代のアメリカのヒップホップシーンを彷彿させるような音作り。

 

超ILLです。

 

 

eclipse's (Change Clothes) / PUNPEE feat. Sugbabe(2013)

PUNPEEの無料配信曲。

 

このクオリティで無料配信はやばい。

トラックにApollo Brownの「Bridge Through Time」をそのまま使用したメロウでかっこいい楽曲。

 

 

さいごに

やはり、2010年以降は5.l.a.c.k(S.L.A.C.K)とPunpeeとPSG、Evisbeatsが強いですね。僕が単純に好きなだけかも。

 

 

90年代の攻撃的なサウンドの日本語ヒップホップシーンとは違って、メロウな楽曲が比較的人気ですね。前の記事【クラシック】日本語ヒップホップのおすすめ名曲25選【日本語ラップ】 - 人間パーティーと比較しても、2010年以降は韻の踏み方、リリックの内容、トラックなど全く違ったラップスタイルが確立されつつあるのかなと思います。

 

 

また、2010年以降のラップは実験的な楽曲も多く聴いてて楽しいです。ロックやポップなど型が出来上がったジャンルとは違い、ヒップホップはかなり自由度高い音楽ジャンルですので、まだまだ進化し続けるジャンルなのではと思います。

 

 

 さいごまでこの記事を読んでいただきありがとうございました。